ここに掲載されている透明水彩画は、Anna Masonのオンラインスクールが提供する写真を使用して制作された細密画です。
(Anna Masonオンラインスクールの教材・参考動画)
はじめに
このレッスンでは、やわらかな毛並みを持つハムスターを、透明水彩を使ってやさしく描く方法を紹介します。
このモチーフは全体的に淡い色合いで構成されているため、複雑な混色を必要とせず、透明水彩らしい薄い色の重ね方や、毛並み表現の練習に最適です。
細かな描き込みが少ないため、初心者でも安心して取り組むことができます。
このレッスンのポイント
- 淡い色を重ねて毛並みを表現する
- 水彩の透明感を活かしたやさしい色づくり
- 毛流れを意識した筆運び
- 小さな目や鼻の描写で表情を作る
- 明暗を少しずつ重ねて立体感を出す
制作の流れと考え方
まずは全体を薄い色でまとめ、少しずつ影や毛並みを重ねながら立体感を作っていきます。
ハムスターは淡い色調のため、一度に濃く塗りすぎず、乾燥を待ちながら何層も重ねることで、自然で柔らかな毛並みを表現できます。
また、目や鼻などの小さなパーツは最後に丁寧に描き込むことで、かわいらしい表情が引き立ちます。
画材
筆
- 細筆
- 中筆
- 極細筆
紙
- 水彩紙(細目)
鉛筆
- HB〜2H程度
使用した透明水彩絵の具
- コバルトバイオレット
- オペラローズ
- ペインズグレー
- 黄土色
制作手順
✏️ 下書き(形をとらえる)

最初にハムスター全体の形を軽く描きます。
耳・目・鼻・足の位置を確認しながら、大きなバランスを整えていきます。
細部を描き込みすぎず、全体の丸みを意識して下描きを進めます。
🎨 下塗り(全体の色を決める)

最初の下塗りでは、黄土色を中心に全体を薄く塗ります。
この工程では細かな毛並みを描くのではなく、全体のやわらかな色味を整えることを目的に進めます。
透明感を残すため、水分を多めに使いながらやさしく色を重ねます。
🌗 光と影を描く(明暗をつける)

下塗りが乾いたら、ペインズグレーを使って影の部分を少しずつ描き加えます。
耳の付け根や体の下側、毛の重なり部分など、暗くなる場所を観察しながら描くことで、自然な立体感が生まれます。
毛流れに合わせて筆を動かし、やわらかな毛並みを表現します。
📦 立体感を強める(奥行きを出す)

中間色を重ねながら、明るい部分と暗い部分を自然につなげていきます。
特に顔まわりは、細かな濃淡を調整することで、ふんわりとした丸みが出てきます。
目の周囲には少しずつ濃い色を重ね、奥行きと存在感を加えます。
🖌️ 仕上げ(細部を整える)
最後に目・鼻・足などの細部を描き込みます。
鼻や足にはオペラローズを使い、やさしい色味を加えます。
目は小さなハイライトを残しながら丁寧に描くことで、かわいらしい表情になります。
全体の明暗や毛並みの流れを確認しながら微調整を行い、柔らかくかわいらしいハムスターの透明水彩画を完成させます。
